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肌が乾燥しているのも傷んだ髪の毛先が気になるのも、死にたいあたしと矛盾していて笑っちゃう
生きてる限り、皆、平等に朝は来る
ただし質は人それぞれ
台風が来ようが戦争が起きようが、平和だろうが、苦しまずに死ねるならどっちでも良い
死ぬ時まで楽な方を選ぶ哀れなあたし
「ほんとにもう疲れた、今度こそ本気で疲れた」と何回も倒れ込む
もうギブアップですと神様に許しを乞う
死にたい、あのひとが側に居てくれる内に死んでおきたい
まだ幸せなうちに死にたい
時間は止まったままだ
朝のお見送りと夜ベッドで2人で眠るときだけ時計の針が進む
それ以外は空っぽに感じる
悲しくて寂しくて虚しくて憂鬱で退屈で、屈辱的で閉鎖的で、もう1人の自分に責められ続ける毎日でした
おしまい